第431話彼はこんな感じだった

「今どこにいる?」

年寄りかどうかで悩むのをひととおりやり切って、ダニエルはようやくそのことを手放した。

気づけば、彼はエミリーにメッセージを送っていた。

エミリーはちょうど何人かの技術の専門家との打ち合わせを終え、戻ろうとしていたところだった。

ダニエルの文面を見て、少し考えたのち、彼女は現在地を送る。「昔なじみと会ってたの。いまから戻るところ」

ダニエルの退勤時間も、もうすぐだった。

送られてきた位置情報を確認すると、彼のいる場所からそう遠くない。

「そこで待ってて。迎えに行く。ちょっと頼みがあるんだ」

「頼みって何? 言って」

エミリーが眉を上げる。

少し興味が湧いた...

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